ZEN FOR NOTHING〜何でもない禅〜

兵庫県の日本海沿岸部にある深い山間に位置する曹洞宗の禅道場「安泰寺」。自給自足と厳しい座禅修行の場として世界中の人々に門が開かれている。住職はドイツ人の禅僧ネルケ無方。20代に日本を訪れ、各地で修行を積んだのち、安泰寺の住職となった。禅にまつわる著書も多数。現在、各地で講演や坐禅の場を設けている。
この安泰寺に、スイス人女優サビーネ・ティモテオが家族を後にし、台本も持たずに2013年秋から2014年春にかけて修行した。「ZEN FOR NOTHING」は、かつての安泰寺住職でもある伝説的禅僧、澤木興道の思想と安泰寺の日々が織りなす、静かに激しく自己を見つめる人々の記録である。
『ありのままでいい。ありのままでなくてもいい』とは、ネルケ無方の著書のタイトル。障害があると言われながらも、ありのままに生きる人々を捉えた『幸福は日々の中に。』の撮影と同時並行でこの映画は撮影されている、本来二部作とも言える作品でもある。

安泰寺に10年前から通い続けたwernerPenzelと茂木綾子両監督による共同作品。

以下の公式サイトはドイツ語版。フレッド・フリスの特別映像もあり。ドイツ語版の予告編も見られる。日本語版予告編はこちらから。

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